ダイゴー株式会社
会社概要
1944年設立以来の歴史と伝統を持つ、手帳を中心とした紙製品のメーカー。
ダイアリー、ノート、雑貨小物等の製造・販売
特に、OEM生産(手帳・ノート)に強みを持つ
対談者紹介
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ダイゴー株式会社
取締役
藤田 慎介 様 -
ワタナベ流通
営業部
橋本 昭英
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課題
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季節波動の激しい商材が多いため、場所・人などの設備費・労務費が固定費になっていることを問題視していた。
橋本
本日はよろしくお願いいたします。まずは御社の業務内容についてお聞かせください。藤田
手帳を中心とした紙製品のメーカーです。ダイアリー、ノート、雑貨小物等の製造・販売を行っています。橋本
御社の強みも教えていただけますか。藤田
手帳・ノートの製造メーカーとしての実績・ノウハウ・品質を評価いただき、有名ブランドの手帳・ダイアリーのOEM生産を多数承っております。紙・糸綴じ製本・手帳製本・品質生産・環境・安全への『こだわり』が強みと言えますかね。
橋本
ありがとうございます。それでは弊社を知ったきっかけを教えていただけますか。藤田
すでにワタナベ流通さんに物流業務をお願いしていた手帳メーカーの社長様から当社の社長へご紹介頂いたのがきっかけです。自分たちでも業務委託できそうな物流会社を探していたのですが、ワタナベ流通さんは手帳・文具物流の実績があるという安心感がありました。
橋本
藤田さんは大阪で私が東京ですから、初めはWebミーティングからのスタートでした。最初にお会いしたのは、弊社の物流センター(SORA)だったでしょうか。お話を伺ってからは、色々とご提案をさせていただきましたよね。藤田
とにかく時間が無かったからですね(笑)奈良県の自社物流センターで業務を行っていたのですが、季節波動の激しい商材のため、場所・人などの設備費・労務費が固定費になっていることを問題視していました。
この固定費を物量に合わせた変動費にすることが経営課題となっていて、物流センターの持ち方・あり方について様々な視点から検討している段階でした。
橋本
ありがとうございます。時間が無くて私も奈良の物流センターまで飛んでいきました。日帰りの超特急で奈良県での滞在時間は3時間くらいでした。お問合せまでの背景などはございますか?
藤田
自社工場・倉庫が奈良県のため、初めは関西地方で倉庫を探していました。しかし、関東への出荷先が多いため、関東への物流移管も考えるようになっていったところでした。
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作業中の手を止めて、フォークリフトから降りて「いらっしゃいませっ!」と元気に挨拶してくれたことが印象的でした。
橋本
ワタナベ流通の第一印象で覚えていることはありますか?藤田
実際にワタ流さんの物流センター(SORA)を見学に伺ったときのことを思い出します。手帳の管理業務に長けている物流倉庫会社なんて少ないと思っていたので、商品を1冊ずつ丁寧に管理していて多品種の取り扱いに長けているなぁと感心しました。
また、保管料・入出庫料などが1冊単位の課金設定であったため、変動費化を求めていた当社に適していると思いました。
1冊単位での個人直送から問屋への大口出荷まで対応いただけることも、渡りに船でした。
あとはワタ流さんで働いている方の雰囲気というか、挨拶ですかね。
作業中の手を止めて、フォークリフトから降りて「いらっしゃいませっ!」と元気に挨拶してくれたことが印象的でした。
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業務移管による効果
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「どうすればできるのか?」「どうすればコストメリットがでるのか?」 意見を言い合える雰囲気と関係性の構築がすごく大事。
橋本
ありがとうございます。WRへ移管を決定した決め手を教えて下さい藤田
端的に表現すると、パートナー会社としてこちらを見続けてくれる姿勢ですかね。これに尽きると思います。どちらかが無理をしたり、させたりしている関係では、良い関係は築けないし、長いお付き合いにはならないと思っています。
「どうすればできるのか?」「どうすればコストメリットがでるのか?」意見を言い合える雰囲気と関係性の構築がすごく大事だと考えています。
お互いに「社内からは出てこない発想」を持ち寄って、より効率的でムリ・ムダの少ない運用フローを作っていきたいと思っています。
今もそういう関係性が出来ていると思うのですが・・・(笑)。
橋本
甘えではなく、お互いに聴く・相談することができる関係性ができていると思います。非常にありがたいです。移管~業務開始までの一番印象に残っているエピソードがあれば教えて下さい。
藤田
4月にワタナベ流通さんを紹介してもらい、6月には奈良県からの商品の輸送を少しずつ始め、7月から出荷業務を移管するといった強行スケジュールとなったため、全てが大変でした。
奈良県から埼玉県のワタナベ流通SORAさんまでの横持輸送が割高になるといった声も社内から出ていたが、物流固定費を変動費化する全体最適を選択しました。なかなか社内で理解を得ることが難しかったですね。
橋本
未来に向けて取り組んでいることやワタナベ流通への期待などはございますか?藤田
大阪本社で対応しているEC通販業務の委託もワタナベ流通さんでご対応頂けないかと検討しているところです。手帳メーカーとして、今後のデジタル化など避けられない部分はありますが、今後のヒューマナイズ、デジタライズに向けて両社がWin-Winとなる関係を継続していきたいと考えています。
橋本
そうですね。弊社もこれまで書籍や手帳と実物の物流作業を中心に行ってきましたが、デジタル化の対応やお客様の個別対応などもっともっときめ細やかなサービスが必要となってくると思います。デジタル化されていくからこそ、手帳という商品が手元に残るものへの価値の再認識もされていくと思います。デジタルの方が便利ではありますが、アナログの良さを継続的に求められるお客様も多いですからね。
ダイゴーさんが商品の良さを伝えていくお手伝いが出来れば当社としても大変嬉しいです。
ご協力ありがとうございました。
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